MENU
スロー
40代 男性
昨年、約20年間のサラリーマン生活にピリオド。元 広告営業マン。

自由を求めて(ノープランで)退職。
「I am so SLOW」
スローに生きて、そしてFIREすることが目標です。
HP公開しました。よろしくお願いします。

【ファンドラップとは?】投資信託とトータルサポートがセットになった金融商品、そのメリットとデメリット。

ファンドラップとは、最近銀行や証券会社で非常に注目されている「銀行・証券会社が提供する資産運用のトータルサポートサービス」です。

投資先を選定・運用・管理をする時間がない方や投資運用の専門家の力を借りて安心したい方に対して、顧客の代わりに資産運用していきます。顧客ひとりひとりの考えや意向に沿った運用スタイルをオーダーメイドして資産運用をしていきます。

しかし、投資信託や株式投資と違ってファンドラップの情報はあまりインターネット等には載っていません。

そのサービスにどんなメリット・デメリットがあるのか、今回は、ファンドラップについてわかりやすく説明をします。

Contents

ファンドラップ=Fund Wrap とは?

ファンドラップは、Fund(ファンド:資金)をWrap(ラップ:包む)するという名の通り、資産運用のあらゆるサービスを包括的に提供する資産運用のトータルサービスです。

ただ、その資産運用における投資判断や売買の権限をファンドマネジャーに一任するのが特徴です。*投資一任契約

ファンドマネジャーとは

ファンドマネジャーとは運用会社に所属する投資信託の運用をおこなう専門家です。

市場や銘柄の分析、選定、組み替えのタイミングを検討・実行し、顧客から預かった資産を運用しています。

ファンドマネジャーはトレーダーやアナリストなど各分野の専門家を束ね、運用を積み重ねていく資産運用グループのリーダー的存在です。

日々の管理については全てファンドマネジャーが行ってくれるので基本的に何もする必要がありません。

ファンドラップでは短期で大きな利益を狙うのは難しいかもしれませんが、長期で安定的に資産を増やしたい方には非常に向いている金融商品になります。

ファンドラップのメリットは3つ

ファンドラップには様々な特徴がありますが主なメリットは3つに集約されます。

  • 厳選された投資信託で運用されている
  • ファンドマネジャーが日々の管理をしてくれる
  • コストの支払いは2種類から選ぶ

ファンドラップのそれぞれの特徴についてわかりやすく説明していきます。

厳選された投資信託で運用されている

ファンドラップは、株式投資信託や債券投資信託など様々なファンドで運用されています。

・三菱UFJ銀行 ・三井住友信託銀行 ・野村証券 ・大和証券 ・みずほ証券 など多岐にわたります。

各行、大体15本から20本位の投資信託で運用されているので値動きは安定しており、運用実績が良いものが多いので安心して任せることができます。

運用実績の良い投資信託で運用することができることが安心感につながります。

ファンドマネジャーが日々の管理をしてくれる

ファンドラップは複数の投資信託で運用されており、日々の管理についてはファンドマネジャーが全て管理してくれます。

運用実績の悪い投資信託を売却したり運用実績の良い投資信託を購入したりポートフォリオは常に変えています

なかなかご自身で、ポートフォリオを頻繁に組み替える事は難しいと思いますので、資産運用のプロであるファンドマネジャーが管理してくれる事はファンドラップの大きな特徴です。

コストの支払いは2種類から選ぶ

ファンドラップは、契約時点での購入時手数料はありません。  

もちろん、解約するときの手数料もありません。ファンドラップでかかる手数料はランニングコストだけです。

残高が増えれば顧客が支払う手数料が高くなり、運用がうまくいかずに残高が減れば手数料が減るという形の報酬体系となっています。

また、運用コースによって、報酬率は異なります。 ファンドラップの報酬体系は、主に2つに分かれます。

固定報酬

固定報酬型では、契約した運用コースによって基本報酬率が異なります。 なお、除外する運用資産分類を指定する場合であっても、基本となる運用コースの基本報酬率が適用となります。

成功報酬併用型

成功報酬併用型では、契約した運用コースによって基本報酬率が異なることはなく、一律の基本報酬率となります。

多くのファンドラップは、長期間継続して契約している顧客に対して、顧客が負担する投資一任報酬の基本報酬部分が報酬割引が適用されます。

ファンドラップは長期運用をすればするほど実績が出やすくなっていますので、長期運用をしてくれる投資家にランニングコストを削減することで還元を行っているのです。

ファンドラップのデメリットはズバリコストの高さ!

ファンドラップは購入時手数料や解約時の手数料がかからないことが一般的ですが、ランニングコストが非常に高い欠点があります。

通常投資信託で運用する場合信託報酬がランニングコストとしてかかりますが、ファンドラップの場合は、投資信託の信託報酬に加えてファンドラップ全体の管理をする手数料がかかるのです。

つまり、信託報酬プラス管理報酬がかかることになります。

この信託報酬と管理報酬を合わせた手数料は、大体年間で3%から4%程度かかることが一般的ですのでかなり高い手数料を支払わなければなりません。

ランニングコストが高いことはファンドラップの大きなデメリットといえます。

まとめ

今回は、最近、銀行や証券会社で注目のファンドラップについて説明しました。

ファンドラップには、運用の全てを任せられるメリットがありますが、コストの高さには注意しなければなりません。

自分で資産運用をする場合は、例えば楽天証券では、米国株手数料は$0-$22、日本株手数料は現物取引手数料の場合、0円-936円とファンドラップと比較すると大幅に格安です。

この単価差異の多くの要因は、ファンドマネジャーの運用管理費やコンサルティング費など人件費によるところが大きいです。

ファンドラップは購入時手数料がかからないので入り口は広いですが、ランニングコストについてはしっかり把握し見定めていきたいです。

今後、ファンドラップがさらなる人気を博した時に、本記事が少しでもお役に立てると幸いです。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URL Copied!
Contents
閉じる